フルーツジュースを飲むと死亡リスクが24%も上昇する!

フルーツジュースを飲むと死亡リスクが24%も上昇する!
これはアメリカ医学臨床雑誌「JAMA」(Journal of American Medical Association )に掲載された最近の研究ですが、それに関して雑誌社から取材があり「果糖」について解説しました。
まず、果物と果汁ジュースは別物と考えなければいけません。
例えば今の時期はみかんが美味しいですが1個のみかん果汁をそのまま絞っても100ccにもなりません、しかしジュースでは300cc~500cc程度は軽く飲めてしまい、みかん汁300cc分はとても食べられません!
また、果汁をそのまま絞ってもジュースほどには甘味を感じないのは、同じみかんジュースと比較しても糖分が30%~35%少ないからなのです。
つまり100%果汁ジュースでも特に濃縮果汁100%では異性化糖が加えられていて甘味が増しています、異性化糖はデンプンを化学的に処理して果糖の含有量を増やしたシロップです。
異性化糖には、果糖ブドウ糖液糖(50%以上果糖)・ブドウ糖果糖液糖(50%以上ブドウ糖)・高果糖液糖・砂糖混合異性化液糖と分類されていて、果糖はすぐさま血糖値に影響されないので満腹感が遅れてつい飲み過ぎてしまいます。
砂糖(ブドウ糖+果糖)も果糖が含まれますが砂糖と果糖では代謝経路が異なります、ブドウ糖は血中に入って血糖値を引き上げますが、果糖は小腸で酵素ケトヘキソキナーゼ(KHK)によって代謝されてしまいます、従って血糖値を引き上げないので安全な糖だと思われていました。
ところがその処理能力には限界があり、限度を超えると直接肝臓に入って代謝されます。
しかも果糖はショ糖(砂糖)と比べて7~10倍も早くタンパク質と結びついて糖化(AGE)を促進してしまうので肌のくすみ・シワ・黒ずみをはじめとして生活習慣病の原因にもなってしまいます。

 

 

追記
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