子供への小遣いが多いほどBMIが高い

子供への小遣いは控えめに!- 小遣いが多いほどBMIが高い -

中国で実施された縦断的データを元に、子供の小遣いと食事行動・体重の関連性を調べた研究を紹介します。

2015年~2017年に北京・上海・南京・西安・成都で暮らす学齢期の子供とその親にアンケートを実施しました。            子供の身長・体重・胴囲を測定した上で子供に「いつものお小遣いはいくら?」と質問しました。                  そして、過去3ヵ月間の食事行動について、不健康と思われるカテゴリー(ファストフードやスナックなど)と健康的だと思われるカテゴリー(緑黄色野菜・白身魚・乳製品など)に分類しました。

その結果、まず学齢期の年齢が高いほど多くの小遣いをもらっている事と父親の方が母親よりも多くの小遣いを子供に与えていた事が分かりました。特に高学歴の父親を持つ子供の方がより多くの小遣いをもらっていました。

そして、小遣いが多いほど不健康な食品を摂る傾向が高く、BMIも同様に上昇しています。単純に考えると「お金持ちの子供は肥満が多い」と言うことになります。

もちろん中国でのデータなので日本の傾向とは異なるかも知れません、むしろ日本では余裕のある家庭ではフィットネスが充実しているので結果も異なりそうな気がします。