ロコモティブシンドローム

ロコモティブ シンドローム(ロコモ):運動器症候群locomotive syndromeとは、

「移動」を意味するロコモーションから考えられ、運動器の障害(変形性関節症・脊椎症・骨粗鬆症・骨折など)により要介護になるリスクの高い状態をいい、全国で約800万人がその対象者だと推計されています。

厚生労働省の長寿科学総合研究事業では「足腰指数25」の質問票を作成して、その簡単なチェック項目として7項目のロコモーションチェック(ロコモチェック)で自己点検を促しています。

厚生労働省の長寿科学総合研究事業では、

「足腰指数25」の質問票を作成して、その簡単なチェック項目として下記7項目のロコモーションチェック(ロコモチェック)で自己点検を促しています。

① 片足立ちで靴下がはけない。
② 家のなかでつまずいたり滑ったりする。
③ 横断歩道を青信号で渡りきれない。
④ 階段を上がるのに手すりが必要である。
⑤ 15分くらい続けて歩けない。
⑥ 2kg程度の買い物をして持ち買えるのが困難である。
⑦ 家のやや重い仕事が困難である。

しかしながら足腰が衰えだした方々では特に①が可能な方は皆無ですし、他の項目の一部もハードルが高過ぎます。

リハビリ(機能訓練)指導&研究によって(一社)日本ダイエットスペシャリスト協会では、下記8つのチェック項目を作成しましたので参考にして下さい。

① 立位で靴が履けるか?
② 階段昇降時は左右交互に足を出せるか?
③ 立位で1歩出した足の踵だけを床につけたまま10秒以上静止出来るか?
④ 立位で両足揃えて踵上下運動(カーフレイズ)をゆっくり3回以上出来るか?
⑤ 3歩以上の後ろ歩きが出来るか?
⑥ 一瞬でも両足を床から離すことが出来るか(ジャンプ出来るか)?
⑦ 歩いて円を描けるか?
⑧ 左右交互に膝上げ(腿上げ)が10回以上出来るか?

この①~⑧の中で3項目以上出来れば特に問題ありませんが、もし出来なければリハビリ(機能訓練)開始を検討しなければなりません。

腰・膝や脚・足首の衰えを感じたら時々チェックを兼ねて基本動作①~⑧をやってみましょう。

要支援となった理由の32%(関節疾患19%/骨折・転倒13%)がロコモなのです!